生物資源科学部環境問題ニュース 2013年6月号

2013年6月30日

1.5月のエネルギー使用について

 例年、生物資源科学部においては5月のゴールデンウィーク中に最も電力消費量が少なくなります。そのこともあり、10月とならんで5月は電力消費量が少ない月になります。今年の5月は気温の変化は激しかったものの、平均気温は例年並みでした。そのため電力消費量も今年の4月と大きく変わりませんでしたが、昨年よりはかなり増加しました。

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 しかしながら、今年も政府、文科省から島根大学に対して、節電協力への要請がありました。
   文部科学省HP「2013年度夏季の電力需給対策について(通知)」
 現在、島根大学としても節電の協力要請に対して、どのように対応するかは以下のリンク(PDF)をご覧ください。
  平成25年度 島根大学における節電計画(夏季)(157KBytes)
 生物資源科学部が、島根大学で最も多く電力を消費している(下のグラフのように、学内全体に対して31%)学部です。教育、研究に電気は必要で、さらなる節電は教育、研究に支障を来すという声も大きいのですが、大学として社会の要請に応えるためには生物資源科学部に対してもこれ以上の節電を求められる可能性は大きくなっています。

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 現状を分析して、どこを節電可能かを考える必要があります。生物資源科学部の電力消費の特徴は教職員、学生の出校が少なくなる土日もあまり減らないこと(平日に対して、土日の電力消費量は82%にもなります。下のグラフ)、季節変動が大きいことです。このことは生物資源科学部では動植物、微生物の培養が実験としてよく行われること、試料も冷蔵や冷凍保存されることが多いことが原因と考えられます。つねに稼働している冷凍庫、冷蔵庫、インキュベーターは土日であろうとも電力を消費しますから、曜日別に電力消費量を解析すると土日でも平日に比べて82%の電力消費を示すことになります(下のグラフ)。

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 さらにインキュベーターは精密な温度管理をするために、ふつうの空調以上に温度変化に敏感に反応します。そのため気温が穏やかな5、10月に比べ、少しでも温度が高くなったり、低くなったりするだけでも電力消費量は反応します(下のグラフ)。

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 実験に支障のない節電はむずかしいかもしれませんが、冷蔵庫、冷凍庫にある古いサンプルは処分する、冷蔵庫の上に物を置かない、冷蔵庫や冷凍庫の周辺は整理する、培養温度はできれば室温に近い設定にする(切りのよい20℃ではなく、夏なら室温に近い22℃、冬なら18℃というように設定を変える)などできる範囲で節電をしていただきたいと思います。