『出雲おろち大根』 登録品種名称‘スサノオ’の2012年秋まき種子の 一般普及販売開始について

2012年8月2日

 島根大学が育成した『出雲おろち大根』(農林水産省登録品種名称‘スサノオ’,登録番号:第20879号,2011年7月11日品種登録)の2012年度秋まき用種子の一般普及販売を,島根大学生物資源科学部附属生物資源教育研究センター本庄総合農場において,2012年8月1日(水)から開始します。

 『出雲おろち大根』は,同学部農林生産学科植物育種学分野の小林伸雄教授が,島根県出雲地域に自生するハマダイコンを育種素材として2003年より品種改良を進めてきた島根原産の辛味大根で,2008年に島根大学の育成品種として発表し,同年8月より種子の販売・管理を行い,島根県内生産者の育成と一般普及を進めてきました。
 今回販売する種子は2011年産の種子を貯蔵管理したもので,発芽試験の結果90%以上の発芽率が得られています。2012年度産の種子は現在採種・調整中ですが,収穫直後の種子は発芽が揃わないなどの問題があったため,今年度から貯蔵調整管理した種子を販売することとしました。
 『出雲おろち大根』の名称については,「おろち」が県内企業(生産者)による商標登録であり,登録品種名として使用できないため,「おろち」より「強くて辛い」イメージで,登録品種名‘スサノオ’を用いました。ただし今後もすでに定着したブランド名『出雲おろち大根』を利用します。
 これまでの試験栽培・販売等の結果や,市民の皆様,そば打ちを楽しむ愛好家の方々などからの要望に応えて,2008年8月から種子を発売し,2008年は300袋,2009年,2010年および2011年は約600袋を販売しました。発売5年目となる今シーズンは広域な普及状況を反映して600袋以上の販売を予定しています。
 強い辛味と風味,岐根(ひげ根)の多い独特の形状を呈した島根県特産の新香辛野菜,料理素材として市場関係者,料理専門家,一般消費者の評価は高く,県内外のそば店や日本料理店等の飲食店での利用,県外の有名高級スーパー等での販売が着実に拡大してきています。
 今回の種子販売は,『出雲おろち大根』の島根県内を中心に,全国の一般家庭における普及を目的にしたものです。今後の研究調査に関わる情報収集や,自家採種等による種子の不正流通防止にご協力いただくため,氏名,住所,連絡先を登録してお買い上げいただく形式をとらせていただきます。栽培法は通常のダイコン栽培にほぼ準じ,一般地では9月上旬が播種の適期です。
 なお,県内農家の方が『出雲おろち大根』を栽培し生産物を一般販売する場合は,生産者用種子をご購入いただき,ロゴマークを用いた島根大学ブランドの普及にご協力いただく必要があるため,別途ご相談ください。経済栽培については当面は県内に限定させていただきます。

 種子の販売は,3ml入り(160粒程度)1袋の価格500円(消費税込み),お一人様2袋までとさせていただきます。

【購入方法について】

1.直接ご購入の場合
  販売場所;本庄総合農場事務室(土曜・日曜・祝日および8月13日~15日を除く,9時~17時。)
2.郵送でご購入の場合(返信用封筒,切手代等が必要です。)
   ご希望の数量(2袋まで),お名前,ご住所,ご連絡先(電話番号)をメールかFAX,
  または電話でご連絡ください。

【お問い合わせ先】

 島根大学生物資源科学部附属生物資源教育研究センター「本庄総合農場」
 〒690-1102 松江市上本庄町2059
         e-mail:ercbr@life.shimane-u.ac.jp(@は半角)
         FAX:0852-34-1823  TEL:0852-34-0311