井藤和人教授が日本農薬学会業績賞(研究)を受賞しました

2014年4月15日

 平成26年3月13日、京都大学で開催された日本農薬学会第39回大会において生物資源科学部農林生産学科の井藤和人教授は、「土壌中における農薬分解菌の生態と農薬が及ぼす影響評価に関する研究」により日本農薬学会業績賞(研究)を受賞しました。

 井藤教授は、土壌中における農薬分解菌の生態に関する研究に従事し、特に除草剤2,4-Dを分解できるダイズ根粒菌に近縁な分解菌を分離し、その分解遺伝子および酵素の特徴を解明するとともに、2,4-Dを分解できないダイズ根粒菌にもこれらの遺伝子が存在することを明らかにし、それらの起源について興味ある考察をしています。また、農薬が及ぼす影響評価に関する研究にも従事し、特に土壌微生物に及ぼす影響においては、土壌微生物の機能的多様性を指標としながらそれらの自然変動と農薬の影響による大きさを比較することにより農薬の影響を評価する新規の方法を提案しました。また、水生生物に及ぼす影響評価では、ウキクサを材料にして、各種除草剤による生育阻害からの回復、除草剤の作用機作の違い、暴露濃度および暴露期間が及ぼす影響を明らかにし、これらの指標を考慮して影響評価を行うことの重要性を示しました。

 これらの業績は、学術上応用上寄与するところが多大であることが学会より評価され、受賞に至ったものです。井藤教授の今後の益々の活躍を祈念いたします。 

井藤表彰

表彰式での井藤教授(左)

お問い合わせ

生物資源科学部
電話:0852-32-6493