邑南町における地元地域活性化を担う人材(アクチベーター)育成のための談話会を開催しました

2015年8月27日

生物資源科学部では,8月7日(金)に「邑南町における地元地域活性化を担う人材(アクチベーター)育成のための談話会を開催しました。この企画は,高校・大学・企業・自治体の四者を交え,地元地域活性化のための問題点を明らかにし,その解決策を探ることによって山陰地域で求められる人材育成につなげるというもので,本学部では2年前から開催しています。今回は,島根県中南部中国山地の山間に広がる「邑南町」で開催し,総勢60名の方にご参加いただきました。

「邑南町」の取り組みについて
 邑南町では,子育て世代にやさしく住みやすいまちづくりをめざす「日本一の子育て村構想」とともに,邑南町の生産者が育てた食材を使って「ここでしか味わえない食や体験」をA級グルメと定義した「A級グルメ立町」を2本柱に掲げて定住促進に取り組んでおられます。その取り組みについては,たびたび全国放送等でも取り上げられており,注目を集めています。

第一部 グループ討論
 澤学部長による開会の挨拶,邑南町長石橋良治様による挨拶および浅尾学生教育委員長による趣旨説明の後,第一部ではまず,「邑南町を好きになり(地域の一員としての自覚を持ち)この町の地域資源を活かした仕事を見つけたり,創り出したりすることができる人材育成を地域をあげてどのように進めていけばよいか」をテーマに,高校(高校生、高校教員)・大学(大学生、大学教員)・地元企業等・邑南町役場の方を交えた8つのグループに分かれて討論を行いました。
アクチベーター開催
第二部 全体討論
 第二部では,グループ討論で議論した成果について,大学生を中心に全体発表を行いました。まずは,「子育て・人材育成」を中心に討論したグループから発表を行いました。こちらのグループからは,子どもにふるさとの魅力を知ってもらうきっかけをつくる教育の重要性や,町の政策が町民に浸透していないという問題点を挙げ,現場の人が何をしているのかをもっと周知する必要があるなどの意見がありました。次に,「A級グルメ」を中心に討論したグループからは,地元の人が日常的に利用するには少し値段が高いという問題点を挙げ,値段が安い日や女性向けの日を設けることを提案したり,地元市民を巻き込むため矢上高校の未来フォーラムや小中学校の様々な活動に結びつけることの重要性が意見として挙がりました。
アクチベーター学生発表
 また第二部では,大学の授業等で活用しているクリッカーを使用し,賛同できる・できないなどについて,参加者全員に配布されたボタンを押していただいたものを即時集計し,全体に公表するシステムを取り入れました。最終的には,発表者のみならず地域の方,高校生,役場の方などからも様々な意見が飛び交い,活発な全体討論が行われました。会の終わりには,土居邑南町教育委員長様より,「地域活性化を担う人材育成は邑南町にとって大きな課題であり,これを機にこの繋がりを大切にし,町全体で子どもたちを育てていきたい」とご挨拶いただきました。

第三部 島根大学生と矢上高校生との交流会
 第三部では,島根大学を志す矢上高校生と現役島根大学生による交流会が開かれ,大学における学生生活や授業,サークル活動等について高校生から出た質問に大学生が答えました。交流会後,高校生からは「島根大学の学生さんや先生方と直接交流する機会を持て,受験勉強に対するモチベーションも高まった」という意見もいただき,有意義な交流会となったようです。
アクチベーター懇談

 今回ご参加いただいた皆様からは,「住民として,他人事ではなく考える機会を与えられた」「普段交流することのない色々な立場の人と話合いが出来て大変良かった」「世代を超えた様々な方との語り合い・ふれあいは今後も続けてほしい」等の大変熱心なご意見をいただき,この会をきっかけに地元地域活性化を担う人材育成について考えていただく機会が増えれば幸いに存じます。

 生物資源科学部では,今後も地域・地元企業・大学・高校等と連携する事業を積極的に推進し,地元アクチベーター育成のための企画を継続して開催していく予定です。

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