出雲農林高校生と島大生による地域活性化のための懇談会を開催しました

2016年4月15日

 3月17日(木),出雲農林高校において,生物資源科学部を中心とした島根大学の学生と,出雲農林高校の生徒による懇談会を開催しました。地元地域である出雲市の活性化に農林業分野を中心に,日頃より取り組まれている出雲農林高校の姿を見せていただき,高校生や大学生が考える地域活性化について交流を深めることができました。また,今回は島根大学の留学生も交え,インターナショナルな交流会となりました。

出雲農林高校施設見学


 出雲農林高校に到着するとまず佐藤校長先生と高校生代表の方より歓迎のご挨拶をいただきました。その後、高校内の施設見学として,植物科学科(サイネリアの鉢花生産),環境科学科(ブロック塀の作成),食品科学科(イチゴのロールケーキ製造),動物科学科(小動物から大動物までの飼育)の全4学科の施設を回りました。各学科の高校生より留学生にも分かるように日本語と英語両方で説明をしていただき,大学生・留学生からは餌のやり方など様々な質問が出ていました。なかなか農林高校内の施設を見学する機会はなく,大変貴重な体験になったようです。
20160317出雲農林施設見学


留学生による地域活動発表

 その後、島根大学の留学生が自国アフガニスタンの教育・気候・農作物等についてパワーポイントを用いた発表を行いました。途中クイズなども交えながらの発表で,場の空気も和んでいました。「留学生と話をして,自分達の国と異国の違いを知ることができて良かった。」といった意見もあり,高校生のみならず大学生も異国の地域について様々なことを学んだようです。

20160317出雲農林研究発表
      
グループ討論


 ここからは大学生と高校生が2班ずつに分かれ,グループ討論を行いました。それぞれの班ではまず大学生より自分達が今まで行ってきた地域貢献活動について紹介しました。その後は高校生が考える地元出雲の抱える問題点および大学生が考える地域の課題とその解決策を付箋に書き出し,一つの模造紙にまとめていきました。
20160317出雲農林討論会      
 

全体発表・まとめ


 グループ討論後には大学生と高校生よりまとめの発表を行いました。1班では出雲地域の問題点として「人口減少が進んでいること」などを挙げ,そのために「島根・出雲が舞台のアニメを作る」「もっと子育てがしやすい環境づくりを行う」「空き家の有効活用」などを改善策として提案しました。一方、2班では,「コンビニ・飲食店などが少ない」「地元の農作物が有名にならない」ことなどを挙げ,「新しいイベントやお祭をつくる」「地元食材を使った新しい商品を開発する」ことなどを提案しました。短い時間の中でもそれぞれ地元地域を活性化させるための具体案が挙がり,今後の地域貢献活動に生かしていきたいといった声もありました。   
20160317出雲農林集合写真 
 今回参加いただいた高校生の皆様からは,「進路を広げる一つのきっかけになった。」,「地域の問題に向き合って少しでも住みやすい環境をつくれるよう色々な対策をとれるようにしていきたい。」など今回の懇談会が有意義であったとの回答が多数ありました。一方,大学生からも「高校生でも人口減少が生じていることが分かっており,そのために社会的要因を増やす取組をするべきだと学んだ。」,「人と人とをつなげる取組を今後も行っていきたい。」などの声があり,今後も地域貢献活動を積極的に行っていきたいという意欲を示していました。
 今回の取り組みは準備期間が大変短いにもかかわらず,出雲農林高校の高校生さんや先生方に大変お世話になりました。メモを見ながらも日本語,そして英語で説明する高校生の姿からは出雲農林高校の地元地域に対する思いが感じられました。また,今後もこのような懇談会を継続して行い,地域活性化のための企画を考えていきたいと思います。

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