生物資源科学部では、生命科学科、農林生産学科、環境共生科学科の3つの学科において、それぞれ「生命」「生産」「環境」を代表課題とする特徴的な教育研究活動を進めています。生命科学科では、先端的な科学技術やバイオテクノロジーを基盤として、理学的な視点も備え、生命現象の解明を通じて、医薬品や食品産業へと繋がる教育を推進しています。農林生産学科では、1次産業を担う農学の重要な分野として、食糧資源や森林資源の持続可能な生産技術を習得することで、島根県が農業県であることを踏まえて、地域の発展へ貢献する教育を推進しています。環境共生科学科では、世界的にも関心が高い持続可能な開発目標(SDGs)に取り組む中心的な学科として、生態系や環境の管理、保全、修復技術を通して、創造的な社会を目指すための教育を推進しています。
 これらの学科の特徴を活かしながら、3つの学科間では協力体制を組み、附属教育研究センターを中心にフィールド教育を進め、専門知識、技術力や研究力を育みます。卒業研究では、現場での問題発見や解決能力を養うことで、先端技術を身につけ、地域社会の発展と環境調和型社会の確立に貢献できる人材を養成します。これまでに積み重ねた70年の教育実績を基盤として、広い視野を持った世界に活躍できる学生を育んで行きたいと思います。
 生物資源科学部のある島根県松江市は水の都として、宍道湖に接し、日本海や大山にも近く、隠岐諸島には臨海実験所もあり、豊かな自然環境に恵まれた町です。教育研究の場も講義室や実験室に留まらず,フィールド教育に力を入れています。持続可能な社会の構築を目標とし、地域や世界で活躍することを目指しているみなさんを、90人の教員がお待ちしています。
 

生物資源科学部長 川向 誠