農林業による豊かな暮らしの実現

 農林生産学科は,農林業生産による豊かな人間生活の実現を目指して,農産物及び林産物に関する持続可能な生産技術と経営・経済について教育と研究を行う学科です。資源作物・畜産学,園芸植物科学,農業経済学,森林学の4つの教育コースからなる本学科では,相互に連携したカリキュラムにより農林生産学全般を広く学びつつ,各コースの専門的な知識・技術の修得を図ることができます。自然,生物,食に関して興味がある人を求めており,将来,農林業自営,JAなどの農林業団体の職員,種苗・食品・医薬・環境・機械などの農林関連企業における技術職・営業職,国や地方の公務員,中学・高校の教員などとして活躍されることを期待しています。

教 育 の 特 色

 豊かな自然環境に恵まれた山陰地域という立地条件を活かしたフィールド学習を含む幅広いカリキュラムを通して農林業とそれを取り巻く生態系と地域社会について総合的に学びます。さらに,農林生産学を代表する4つの教育コースのうちの1つを選択する2年次からは,先端的研究を行う教員による専門的な講義,実習,卒業研究の指導を通して,深い知識と高い技術を身に付け,農林業,食品,医薬,環境,地域,学術研究などに関わる将来の進路選択に備えます。

選べる4つの教育コース

資源作物・畜産学コース

 人の主なエネルギー供給源となるイネなどの資源作物及び家畜の肉,乳の安定的な供給と持続可能な生産を目的とした理論,技術を修得し,作物・動物の生産に特化した専門的な知識と理解を深め,それらに関する応用力を養うと共に,地域の農畜産物の生産現場に合わせた食料生産の向上を視野に入れた講義,実習,実験を行います。

園芸植物科学コース
 果物,野菜,花などの園芸植物を材料とし,植物資源開発,植物工場,園芸植物利用における専門知識について教育すると共に,地域の自然環境を活かした園芸植物の効率的生産,品質改良,6次産業化などに関するフィールド実習及び研究を網羅した特色ある教育を行うことで園芸生産や利用分野で活躍する技能を有した人材を育成します。

農業経済学コース
 農と食のマーケティング,6次産業化,農家経営,農業の担い手,アグリビジネス,地域活性化,地域資源管理,途上国発展など,食料,農業,農村をめぐる諸事象について総合的に理解し,社会科学の視点から独自に考察・提案できる能力を備え,国内,国外,農村,都市を問わず持続可能な地域社会の創造に貢献できる人材を育成します。

森林学コース
 私達の暮らしに欠かせない森林・林業について教育と研究を行います。森林の育成と保全・計画,林内環境,森林利用のための林業機械,地理情報システム・G PS・ドローン・人工衛星を利用した森林の調査と管理,森林を取り巻く政策・経済,再生可能なエネルギー利用,野生動物管理など,森林を総合的に学ぶことができます。

入学者受入方針

 農林生産学科では,自然,生物,食に興味があり,農林水産業の実態・技術・研究・普及に関する知識と技能を深めようとする,次のような人を受け入れます。
  1.高等学校卒業段階の基礎的な学力を十分に身につけている人
  2.自ら学ぼうとする姿勢を持ち,他者と協力して学べる誠実な人
  3.山陰地域の農林水産業が抱える課題とその解決に強い関心を持っている人
  4.国内外の農林水産業の発展に貢献しようとする強い意欲を持っている人

 

カリキュラム

 農林業に関する広い視野を育む基礎セミナー及び実習から専門的な学びがスタートします。4つの教育コースに分かれる2年次からは,選択したコースの講義や実験・実習・セミナーを主に履修することにより,専門的な知識と技術の修得を目指します。また,各人の興味に合わせて,他コースの多様な講義やフィールド系の実習・セミナーなども履修します。4年次には,修得した知識や技術を活用し,発展させる力を養成する卒業研究に取り組みます。

農林生産学科履修モデル