附属生物資源教育研究センター

生物資源教育研究センター

 生物資源科学部附属教育研究センターでは、島根県の豊かな自然と多様な生物のもたらす恵みを享受し利用するための教育研究を行っています。本センターは、森林科学、農業生産科学、海洋生物科学の三部門からなります。それぞれの部門は、島根県中部および西部に設けられた演習林、県東部、中部にある農場、隠岐の島にある臨海実験施設を活用して、学生の皆さんの自然への親しみ、実地体験、新たな発見に貢献できる教育研究を行っています。研究テーマとしては、「森林、耕地、海の生態系」、「森林、耕地、海洋を一体的にとらえた物質循環」、「森林から耕地、海洋へと流下する水と生活環境」および「地域マネージメント」などです。すなわち、部門間の教員が共通認識に基づき、森林、耕地、海の生態系とそれらの間の物質の動き、森林から耕地を経て海洋へと流れ出す水と生活環境の関係、地域の活性化の視点から研究しています。そして、教育面では各部門が協力した授業を開いています。

生物資源科学部附属教育研究センタ-生物資源科学部附属教育研究センタ-実習風景

生物資源教育研究センターオリジナルサイト

森林科学部門

森林科学部門

 私たちは、教育や研究のために約600ヘクタールの大学の森を管理しています。森林を対象にした学問は、大学キャンパス内での講義や実験だけでなく、実際の森林において森林を育てる技術や森林の生態を調査研究する技術についての実習が必要なのです。もちろん大学の森は多くの教員や学生のみなさんの研究の場としても活用されています。

 

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農業生産科学部門

農業生産科学部門の実習風景

 当部門の本庄総合農場は、本学から東に約6km離れた丘陵地にあり、約15haのほ場では、農林生産学科等の基礎実習や専門実習を行っています。実習では、ブルーベリー、カキ、ブドウなどの果樹類、トマトなどの果菜類、イネやダイズ、サツマイモなどの穀物類の外、サクラ、ボタン、チューリップ、チャなども対象とし、イチゴなどのジャム加工も行っています。

 

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海洋生物科学部門(隠岐臨海実験所)

海洋生物科学部門

 当施設は教員2名、事務職員2名から構成されており、主要設備として宿泊施設(40名)と実習船(3隻)を保有しています。主として8~9月には、動物分類、生理、発生学の教育カリキュラム(臨海実習)を提供しています。またエチゼンクラゲの異常大量発生、海産無脊椎動物の発生生物学、及びイカの精子進化の研究が行われています。

 

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教員一覧

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