学部長からのメッセージ
島根大学生物資源科学部は、松江市の中心に位置し、湖、山、海などのフィールドが身近に存在する自然豊かな環境です。
生物資源科学部では、「生命科学」、「農林生産」、「食料」、「農業経営・経済」、「生態環境」、「生物資源の利活用」、「環境保全・管理」をキーワードとして、人間・社会・自然に関する幅広い教養や理学や農学に関わる基礎的な知識を身に付け、地域や国際社会で活躍できる人材の育成を目指して、研究・教育を行ってきました。
現在、生物資源科学部は「生命科学科」、「農林生産学科」、「環境共生科学科」の3学科と附属生物資源教育研究センター(演習林、農場、臨海実験所)で構成されており、専門知識と技能を講義だけでなく、室内実験、フィールド実習、グループ学習などで幅広く身に付けることができます。1・2年生では基礎・教養科目や専門基礎科目の受講により、幅広い知識、技能、思考力、判断力、表現力を養うことができ、各学科共に3年生から4年生の間に研究室に所属し、先端的な生命科学やバイオテクノロジー分野の研究、食品の開発や農業生産の発展を支える研究、環境調和型社会の実現に貢献する研究に取り組み、卒業研究を進めます。また、より高度な研究・教育を希望する学生には大学院進学の道も用意されています。
本学部の81名の教員は、動物、植物、微生物などの生物、それを育む水圏や土壌圏を研究対象とし、経営・経済学、数学、コンピューターシュミレーションなどの手法も駆使して、豊かな社会の実現を目指しています。
生物資源科学部では、島根の豊かな自然とフィールドを活かした研究・教育を通じて、地域や世界の発展と持続可能な社会構築を目指す、みなさまをお待ちしております。
生物資源科学部長 上野 誠