公開日 2016年04月26日

 平成28年3月14日(月),浜田合同庁舎において,「人材育成講座」が開催されました。生産者や市民,浜田市関係者を含め約40名の参加者がありました。
 ミッションとは,国立大学の学部として地域にどのような貢献ができるのかを示すというものです。生物資源科学部では「沿海・汽水域の生物資源の利活用」と「高齢化社会における豊かな農山村の創造に寄与する学術的研究」の2つに関連する教育・研究を行っています。
 報告会は,浜田市から主催者として産業振興課の竹中博文課長の挨拶に続いて,9題のポスター展示について,「シジミの脂肪酸」(地阪准教授)「カレイの成分」(大島准教授,古田助教,西川教授)「森林測量」(吉村教授,細川氏)「旅行行動分析」(赤沢准教授,殷氏,古安氏)「隠岐への誘客効果解析」(古安氏,赤沢准教授)「屋上緑化潅水システム」(喜多教授)「軟体動物のビタミンA代謝」(尾崎教授),1題,2分ずつの研究紹介プレゼンがありました。続いて,「西条柿の東京進出に向けて」(板村教授),「加工用トマトの現状と課題」(太田教授)の講演があり,30分間の休憩を利用して,ポスター発表の討議がそれぞれのポスターの前で行われました。そのあと,「白色反射シートのカーテン処理による果樹の糖度,着色の向上と果実等を用いた加工品開発」(松本敏一教授),「カレイの塩分濃度の簡易測定方法の開発」(秋廣助教)の講演があり,熱心な質疑応答もありました。
 浜田市と島根大学生物資源科学部は,平成22年10月に包括的連携協定を締結し,人材育成や農林水産業の振興,地域資源の活用等の分野で連携を進めており,今後の共同研究と講座の継続に期待がかかっています。(写真は講座,ポスター発表の様子)
 なお,この講座の様子は,島根大学教職員、パスポート会員向けにオンライン配信されることになっています。地域学習支援ITシステム https://portal.lscrp.shimane-u.ac.jp

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