公開日 2018年07月13日

 2018年6月29日に東京大学で開催された日本応用数理学会定時社員総会において、吉岡秀和助教(環境共生科学科)が同学会2017年度若手優秀講演賞を受賞しました。この賞は、同学会年会の若手登壇者の中から優れた発表を行った者が選ばれます。ここでは「若手」とは「35歳未満(年会開催年4月1日現在)」を指します。
 今回の受賞対象となった業績は、2017年9月に東京で開催された日本応用数理学会年会における講演課題「河床付着藻類の繁茂抑制に関する変分不等式の具体的な厳密解と漸近解析」です。当該講演では、どうすれば河川環境を綺麗にできるだろうか?という大変素朴な疑問に対して、特異確率制御理論という全く新しい観点からの定式化、ならびに数学解析と数値シミュレーションの双方を組み合わせて得られた知見に関する成果発表がなされました。現在は、吉岡助教らにより後続研究がなされており、より複雑かつ現実的な問題に対する数理的な理解や様々な解析が進められています。

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