生物資源科学部4回生の石井崚太さん(国際交流基金アジアセンター事業"日本語パートナーズ"としてタイで活動中)から現地リポートが届きました

2018年9月10日

 生物資源科学部4回生の石井崚太さんが、現在国際交流基金アジアセンターの事業である“日本語パートナーズ”のメンバーとして活動しています。石井さんから現地での活動リポートが届きましたのでご紹介します。(学部教員:井上)

 

 

 皆さん、こんにちは。生物資源科学部農林生産学科農村経済学教育コースに所属している石井崚太です。私は現在、国際交流基金アジアセンターが展開する“日本語パートナーズ”の一員として、タイの中高一貫校で現地の教師のアシスタントとして日本語と日本文化について教えています。
 
 ところで、「国際交流基金とは何か?」と思われる方も多いと思います。生物資源科学部の講義にはよく“JICA”は登場しますが、“国際交流基金”は登場しませんよね。しかし実はどちらも外務省管轄の独立行政法人なのです。国際交流基金とは何か、ホームページには“日本の友人をふやし、世界との絆をはぐくむため、「文化」と「言語」と「対話」を通じて日本と世界をつなぐ場をつくり、人々の間に共感や信頼、好意を育んでいきます(引用:国際交流基金公式HP)”という記載があります。

 日本語パートナーズの活動もその一環で、日々生徒達に日本に興味を持ってもらえること、またタイを理解することに努めています。ところで、「タイの中学高校で日本語教育の需要があるの?」と思われるかもしれません。実はタイの中学高校では第二外国語まで学習することができ、英語の他に中国語・フランス語・日本語、学校によってはそれ以上のネイティブスピーカーの先生がいらっしゃる場合も多くあります。語学学習のあり方について、日本がタイの学校教育から学ぶことは非常に多い様に感じます。

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日々日本語の勉強を頑張る生徒たち


 勿論、日々の気づきは語学学習からだけではありません。例えば、電力供給がやや不安定なため、授業中電気が使えなくなることもしばしばあります。そんな時、先生方は外に出て板書も使わずに授業をする手法をたくさんお持ちです。また、日本に比べると直前のスケジュール変更が非常に多いのも特徴です(私も本番1分前に全校生徒の前で「歌ってください」と言われ、必死でタイ語の歌を覚えた記憶があります…)。ですから、皆さん突然の予定変更にも涼しい顔で対応されています。そんなタイ生活からの学びを、自分自身に取り込みつつひとまわり成長出来るようになりたいものです。

 活動は日本語教育だけではありません。先日は日本語キャンプにおいて隣県を含む高校生に対し、防災教育を行いました。防災教育は日本では小学校から当たり前に行われていますが、自然災害の少ないタイでは珍しいようです。こうした日本での日常が、海外に行った際に、現地の方にとって“驚き”になる瞬間は嬉しいものです。

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地震と津波について考えてもらう時間


 大学を休学してタイに来て、初めて学生ではない立場を経験しました。そうした中で、やりがいを感じる時もあれば、悩む時もあります。しかし全体を通して、島根大学の時間が非常に自由で有意義であったこと、そして大学での学びが実際に役立つことを実感しています。残り1年間の大学生活で何が出来るのか楽しみにしつつ、“日本語パートナーズ”の活動に精一杯取り組んでいこうと思います。


 私の現地リポートが“日本語パートナーズ”のウェブサイトで紹介されています。よろしければ、下記URLからご覧ください。
https://jfac.jp/partners/voice/blog/2018-08-08/