公開日 2019年03月28日

 3月14日(木)、15日(金)、島根県立松江東高校と島根大学生物資源科学部を会場に高大連携事業の取り組みを始めました。平成30年度戦略的機能強化推進経費「山陰地域で求められている人材育成に向けた地域連携」事業の一環として、生物資源科学部で行っている研究紹介、そこで学んで地元で活躍している卒業生、そして大学生との交流により高校生に自分の将来像の具体化を図ってもらうことを目的に取り組みました。
 3月14日(木)は、松江東高校に島根大学のスタッフが訪問し、2年理系2クラス(66名)の高校生を6グループに分け、各教室で学部7研究室の研究紹介、卒業生や大学生との懇談を行いました。
 参加研究室:
 生命科学科・動物発生生物学研究室(西川教授、児玉准教授)、分子細胞生物学研究室(清水准教授)
 農林生産学科・動物生産学研究室(宋助教)、植物機能学研究室(江角准教授)+施設園芸学研究室(浅尾教授、田中准教授)
 環境共生科学科・生態環境工学研究室(佐藤利教授、橋口特任助教)、環境数理科学研究室(吉岡助教)
 3月15日(金)は、高校生が島根大学を訪問し、各研究室で大学の施設見学や学生との交流が図られました。また、その日にできあがった学部全教員の研究紹介パンフレットが高校生一人一人に配布されました。
 2日間を通して、高校生からは「大変興味を持てた」、「大学生さんの生の声が聞けて良かった」と好評であった感想があったとともに、特に物理選択の高校生にとって内容が難しいという声がありました。また、「自分が今まで進路として考えたことのない学部だったが、とても面白くて、大学の候補としてもいいなと思いました」、「自分は物理選択なので無関係だと思っていたが、生物資源科学部へ行けることも知った。今回の物理・生物選択する前にこのような活動があったらよりよいと思った」、「やはり、インターネットなどで調べるよりも実際に訪問して自分で体験することが大事だと感じました」、「自分の進路選択の幅が広がった。医薬品や化粧品の開発がしたいと思っていて、それに特化した大学や学部に行かないといけないと思っていたが、生命科学科では製薬会社の研究員になられている方もいたので、もっとよく自分の進学先を吟味しようと思った」という感想もありました。
 大学のスタッフや学生からは「担当させていただいた生徒さんは物理選択の方も多かったのですが、昨日と今日の2日間で生物を選択しておけば良かったと言ってくれました」、「難しい話だったと思うのに真剣に聞いてくれて安心しました。なかなかこんな機会ないから続けるべきだと思いました」などの声がありました。
 参加した高校2年生はすでに大学の志望学部を決めている人が多く、生物を選択(26%)していない物理選択者(74%)が多いこともあり、もう少し早い時点での高大連携が望まれました。

研究紹介(環境数理科学).jpg    研究紹介(生態環境工学).jpg
 松江東高校にて研究紹介(左:環境数理科学、右:生態環境工学)
     
研究紹介(動物発生生物学).jpg   懇談会(分子細胞生物学).jpg
研究紹介(動物発生生物学)   懇談会(分子細胞生物学)
     
懇談会(植物機能学).jpg   島根大学研究室訪問(生態環境工学).JPG
懇談会(植物機能学)   島根大学研究室訪問(生態環境工学)
     
島根大学研究室訪問(動物生産学).jpg   島根大学研究室訪問(動物発生生物学).JPG
研究室訪問(動物生産学)   研究室訪問(動物発生生物学)

 

お問い合わせ先:
生物資源科学部
地域連携室担当
電話:0852-32-6492