公開日 2022年12月02日

生物資源科学部EMSニュース2022年12月号

◎食品ロス・ゼロプロジェクトから
              島根大学オリジナルブランド有機質肥料「キャンパスト」誕生!

 生物資源科学部では、令和3年度から『島根大学食品ロス・ゼロ宣言プロジェクト』が戦略的機能強化推進経費に採択され、島根大学生協食堂から排出される年間約10トンの有機性廃棄物の減容化と肥料化に取り組んできました。この取り組みには生物資源科学部と日本ミクニヤ株式会社(中国支店しまねオフィス)との共同研究で培ってきた技術により開発された高温好気発酵分解装置ミシマックスを使用しています。この装置により年間約2トンの有機質肥料を製造することができました。本庄農場でこの肥料を用いた栽培試験を行い、肥料効果と安全性を確認し、島根県に特殊肥料として登録しました。島根大学のオリジナル肥料「キャンパスト」誕生です。
 「キャンパスト」は市販の有機質肥料である油粕に比べて、肥効はやや遅いものの、肥効の持続性が高いのが特徴です。本庄農場を通じて市民の皆さんへの販売を計画していますが、農家が本格的に使用するほどの量はありませんので、家庭菜園やプランターで活用していただければ幸いです。本プロジェクトを島根大学のSGDsの取組みの旗手として発展させていきたいと思います。
 

 

  高温好気発酵分解装置ミシマックス     キャンパストのパッケージ(暫定版)


《上記に関連する情報につきましては、以下のURLよりご確認いただけます》
〇島根大学食品ロス・ゼロ宣言プロジェクト
https://youtu.be/GY7kWRbKgEA
〇高温好気発酵分解装置
https://www.youtube.com/watch?v=BjwqhTKfIVg&t=3s
https://www.chugoku.meti.go.jp/ip/contents/31/


 

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