公開日 2025年12月12日

島根大学生物資源科学部と株式会社石見麦酒の連携により、ローカル酵母を活用した新しいクラフトビールが完成しました


SDGs SDGs SDGs

 島根大学生物資源科学部は、株式会社石見麦酒(島根県江津市)と連携協定を締結し、地域資源の有効活用、人材育成、研究開発、そして地域産業への貢献を進めています。この取り組みの一環として、株式会社石見麦酒のビール工場があるJR山陰本線波子駅のブルワリー周辺で採取したサクランボの実から、児玉基一朗特任教授が分離したローカル酵母*を用いて、テストバッチ第1号のクラフトビール(ベルジャンホワイト)を開発しました。
 今後は、製品化も視野に入れ、未利用の酵母を活用した商品開発を通じて、地域の活性化に取り組んでいきます。また、これまで廃棄されていた資源を有効活用することで、廃棄物削減や新たな価値創出を図り、持続可能な社会の実現を目指します。
 本研究は、国立大学改革・研究基盤強化推進補助金の「先鋭研究領域創出」の一環として実施しています。

 *ローカル酵母:それぞれの地域の特徴的な素材(花や果物など)から取り出した酵母。地域ならではの、発酵食品・飲料開発に活用できます。

 

 ベルジャンホワイト クラフトビール
 ラベル写真は島根大学生物資源科学部棟と石見麦酒工場

 

お問い合わせ

生物資源科学部
TEL:0852-32-6493