公開日 2025年12月17日
島根大学芋焼酎「神在の里」の仕込み体験を行いました
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11月23日に富士酒造焼酎工場にて、生物資源科学部の専門教育科目「基礎フィールド演習」のフィールドワークおよび鳥取大学大学院連合農学研究科・横断的研究プロジェクト「酒類産業発展のための発酵学・栽培学・酒育の融合」の一環として島根大学芋焼酎「神在の里」の仕込み体験を行いました。2007年より学生が焼酎仕込み体験を行うことになり、コロナ禍の影響で中断した年もありながら、今回で16回目の仕込み体験となりました。当日は富士酒造合資会社の今岡一朗代表をはじめ社員の皆様の御協力もあり、1トンのサツマイモを切除作業、蒸した芋の粉砕作業、粉砕した芋の発酵タンクへの運搬作業を体験しました。また、今岡代表より酒類による製造方法の違いや焼酎造りの特徴、富士酒造で焼酎造りを始めた経緯などについて説明をしていただきました。早朝から始まる重労働なフィールドワークではありましたが、無事に終了しました。参加した学生からは「焼酎を造る人の大変さや凄さを感じた」、「アルコールができる理屈は理解しているが実際に見ると不思議に感じた」、「今回の経験を経て、お酒に関する理解が深まり、普段の飲酒もさらに味わい深いものになったように感じる」との感想がありました。本科目のフィールドワークでは9月下旬に神西砂丘農場で焼酎原料となるサツマイモの収穫作業も行っており、学生にとっては体験しないとわからないものを感じることができた有意義な機会になったと思います。

サツマイモの切除作業の様子

芋の粉砕作業の様子

発酵タンクに芋を投入した後の過程について今岡代表より説明していただきました