公開日 2026年04月23日
生物資源科学部 吉田真明 教授らの共同研究グループは微細構造解析からカイダコの殻の形成・修復過程を明らかにしました
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カイダコの殻は冬になると日本海側の各地に打ち上がることが知られており、ビーチでみられる貝殻のなかでも特に珍重されているものです。この貝殻はタコの仲間が作ったものであることが知られています。
今回、生物資源科学部の吉田真明教授(附属生物資源教育研究センター)は、和歌山工業高等専門学校、東京大学総合博物館との共同研究で、カイダコ類のアオイガイとタコブネの2種について、殻の微細構造を分析しました。カイダコの殻は一般的な貝殻に見られる一方向に成長する構造とは根本的に異なる独自の成長様式を持つことが確認されました。生物が作る結晶性生体鉱物の生成方法の理解に繋がる新たな研究です。
詳細はこちら → 報道発表[PDF:867KB]
今回の研究成果は、次の論文として公表されています。
Kazuki Hirota, Takenori Sasaki, Taro Yoshimura, Shunsuke Onodera, Hirosuke Hirano, Takeshi Toyama, Masa-aki Yoshida, Davin H.E. Setiamarga (2026) Microstructural insights into the functional morphology and formation logic of spherulitic-fibrous prismatic architecture in the shell-like eggcase of the argonaut octopods. Scientific Reports.
https://doi.org/10.1038/s41598-026-45670-3
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