小野 廣記

教員紹介

 小野 廣記(おの ひろき) 

  • 助教
  • 生物資源科学部 附属生物資源教育研究センター(隠岐)

 

主な研究テーマ

  動物の形態進化を引き起こす発生メカニズムの変化を研究しています。現在私が主に使っている動物たちと研究テーマは、頭足類(イカやタコの仲間)を用いた心臓血管系の形態進化と、頭索動物ナメクジウオを用いた種特異的形質の形成と遺伝的変化です。またそれらの研究に関連した海産動物の発生的研究も行っております。

<所属学協会>
日本動物学会、日本発生生物学会

担当講義

水圏・多様性生物学セミナーⅠ(分担)、臨海実習I(分担)、臨海実習IV(分担)、臨海実習V(分担)、中国・四国地区大学間連携「森・里・海フィールド演習」(分担)

 

受験生へのメッセージ

 生物学の授業や研究活動を通して生命現象を理解する面白さを感じていただけると思います。私の専門分野である進化生物学は特に生物の歴史を知ることで、多様性の理解へと繋がります。生き物や自然が好きな方に特におすすめです。

自己紹介

 私は子供の頃から身近な生き物と接することで、生物の形態の多様化を生み出す「進化」という現象に興味を持つようになりました。動物のグループを特徴づけるような形質がどのようにして進化してきたかについて、発生・分子的アプローチによって明らかにしようとしています。これまで色々な生物の研究に携わってきましたが、現在の主な研究対象は頭足類(イカやタコの仲間)や、ナメクジウオ(祖先的な特徴を持つ脊索動物)です。隠岐の島という立地条件を生かして様々な海産動物の研究に取り組み、さらに地域の社会学習等にも貢献していきたいと思います。
 

キーワード

進化学、発生学、頭足類、脊索動物、イカ、タコ、ナメクジウオ
 

連絡先

  • 電話:08512-2-1814
  • E-mail:hiono@の後にlife.shimane-u.ac.jpを付けてください。
     
  
灯火採集にて採れたイカの幼生   成熟したフロリダナメクジウオ