公開日 2021年12月08日
生物資源科学部EMSニュース2021年11月号
(1) 暖房使用時の節電のためのお願い
11月に入り、かなり肌寒く感じる日が始まりました。本号では暖房を使用する冬季の節電対策についてとりあげたいと思います。その他に、日頃の生活の中で手軽に取り組むことができる以下の項目を取り上げましたので、本EMSニュースを掲示・回覧していただきエネルギー消費の低減にご協力くださいますようお願いいたします。
【島根大学における節電の取組実行計画の具体的な節電対策】
1. 空調設備
1) 室内温度管理の遵守 (19℃)
2) フィルターの定期的な清掃 (2週間に1回の清掃で暖房時は約6%エネルギー削減)
3) サーキュレーターファン・扇風機の活用(室内温度ムラを解消)
4) 室内暖房時の電気ストーブ等補助暖房器具の二重使用禁止
2. 照明設備
1) 執務室の照明を業務に支障のない範囲で消灯
3. OA機器設備等
1) 一定時間(会議、昼休みなど)席を離れるときは、パソコンの電源をこまめに切る。
2) 電気ポット、コーヒーメーカー等の使用は極力控える。
(2) エアコンのフィルター清掃について(お願い)
フィルターが目詰まりしていると、熱交換の効率が低下し、その分無駄な電気代がかかってしまいます。環境省によると、2週間に一度フィルターの掃除をすることで、冷房時で約4%、暖房時で約6%の消費電力の削減になるとされています。フィルターほこりが溜まることでエアコンにカビが発生するリスクが高まるので、健康のためにも掃除がおすすめです。暖房使用が本格化する前のこの時期に研究室などのエアコンフィルターの掃除をぜひお願いしたいと思います。
なお、以下の手順で行うといいそうですよ!
1 フィルターを外す前にまず掃除機をかける (ホコリが落ちるから)
2 フィルターをゆっくり丁寧に外す
3 フィルターの表側からそっと掃除機をかける
4 フィルターを裏面から水洗いする
5 乾いたタオルでフィルターを挟んで水分を残さないように
(3) 生物資源科学部の電気消費量について
2016年1月から2021年9月までの電気使用量を整理しました。2019年9月から2020年3月の期間で行われた大学院棟の改修工事および2020年4月以降のオンライン授業が電気使用量に与える影響について検討しました。
生物資源科学部1号棟、2・3号棟、大学院棟の電気使用量について2016年から2020年までの5ヶ年の平均値も併せて示します。1号棟については、9月までの期間では使用量は4月と7月は昨年から微増しました。一方、2月、5月、8月は2割程度減少がみられ、1月、3月、6月は微減となりました。次に、主に講義で使用する3号棟を含む2・3号棟については、昨年より減少したのが1月、2月、8月であり、逆に増加したのが3月、4月、5月、6月、7月となったことから、対面授業の一部再開により使用量が回復した影響がうかがえます。大学院棟については、改修によって新規に設置された共有スペースの使用量を除くと改修以前と同程度あるいは微減する傾向がみられます。今後は、講義に関連する電気使用量を概算した上で、それ以外の電気使用量低減策を検討していく予定です。
※生物資源学部1号棟の一部空調は重油を使用しており、2・3号棟より季節変動性は小さくなります。
※2021年9月は2号棟のみの使用量です。
※改修工事のため2019年12月から2020年2月のデータはありません。※改修後は新規共用スペースの使用量を含みます。