公開日 2025年07月14日
生物資源科学部EMSニュース2025年7月号
(1) 冷房使用時の節電のためのお願い
梅雨も明けてしまい、6月下旬から夏らしい天候が続いております。本号では冷房を使用する夏季の節電と、学部での電気使用量の推移について取り上げます。学部では本年度もひきつづき昨年度以上の節電が求められる見込みです。夏に向けて日頃の生活の中で取り組むことができる節電対策をまとめました。本EMSニュースを掲示・回覧していただき節電目標をご理解いただいた上で、皆様にも可能な範囲で積極的な取り組みをしていただけると大変ありがたいです。また研究室所属の学生方にも、下記の取り組みに積極的に参加していただきますように皆様からお声がけをお願いいたします。
【島根大学における節電の取組実行計画の具体的な節電対策】
1. 空調設備
1) 室内温度管理の遵守 (28℃)。
2) フィルターの定期的な清掃 (2週間に1回の清掃で冷房時は約4%エネルギー削減)。
3) サーキュレーターファンや扇風機、冷風扇の活用(室内温度ムラを解消,スポット冷却)。
4) 部屋を不在にする場合、研究室実験室だけでなく講義室も必ず電源を切る。
2. 照明設備
1) 居室の照明を業務に支障のない範囲で消灯
2) 大教室では講義時に学生不在のエリアがあれば消灯
3. OA機器設備等
1) 一定時間(会議、昼休みなど)席を離れるときは、パソコンの電源をこまめに切る。
2) 電気ポットやコーヒーメーカー等の使用は極力控える。
3) 実験室設備や実験装置で使用していないものは電源を落とし、同様の設備や装置を
複数所有する場合は、なるべく少ない個数で管理する。
4) 古い機材と、新しい機材や省エネ家電を併用している場合は、新しい機材や省エネ
家電を優先する(新しい機材の方が一般的にはエネルギー効率が高い)。
(2) エアコンのフィルター清掃について
フィルターが目詰まりしていると、熱交換の効率が低下し、その分無駄な電気代がかかってしまいます。環境省によると、2週間に一度フィルターの掃除をすることで、冷房時で約4%、暖房時で約6%の消費電力の削減になるとされています。フィルターにほこりが溜まるとエアコンにカビが発生するリスクが高まるので、健康のためにもおすすめです。以下の手順で行うと良いそうです。
1 フィルターを外す前にまず掃除機をかける (ホコリが落ちるから)。
2 フィルターをゆっくり丁寧に外す。
3 フィルターの表側からそっと掃除機をかける。
4 フィルターを裏面から水洗いする。
5 乾いたタオルでフィルターを挟んで水分を残さないようにする。
(3) 生物資源科学部の電気消費量について
2024年4月から2025年3月までの電気使用量を整理しました。2020年4月以降に実施された新型コロナウイルスに関連した活動規制は2023年5月以降ほぼ終了し、教育研究活動がコロナ禍以前に戻りつつあります。
生物資源科学部の2024年度の電力消費は2023年度に比べ4%以上の省電力を達成しました。電力消費の内訳は、空調が26%、電灯が64%、動力が10%でした。生物資源科学部「1号館」、「2号館+大学院棟」の電気使用量について各建物のフロアごとの項目別割合を示します(図1)。1号館5階と7階、2号館3階と5階の動力用電気割合が高くなっています。1号館の2階と10階、2号館の1階ではそれぞれ動力用電気はほぼ0でした。2号館ではどのフロアも空調用電気の割合が25~40%と高い傾向にありました。床面積あたり年間電気使用量比率を図2に示しました。床面積100平方メートルあたりで消費する電気を年間電気使用量に占める比率として示しています。床面積あたり電気使用量の大きいフロアは1号館4階、1号館6階、2号館3階が上位3フロアになります。1号館の1階から3階と2号館の3階以外のフロアは比率が0.5%未満となっています。昨年の教員一人あたり消費電力でも示されていましたが、床面積あたり消費電力も1号館で高い数値になっています。今年の夏も厳しい暑さが予想されていますが、昨今の電気代の高騰もありますので、夏季に向けて上記(1)に示したような節電対策をお願いしたいと思います。
図1.年間電気使用量の項目別割合 図2.床面積あたり年間電気使用量比率
お問い合わせ
松江地区学部等事務部
運営管理課(固定資産担当)
TEL:0852-32-6501