公開日 2020年11月24日
生物資源科学部EMSニュース2020年11月号
(1) 暖房使用時の節電のためのお願い
11月に入り、かなり肌寒く感じる日が始まりました。本号では暖房を使用する冬季の節電対策についてとりあげたいと思います。実行計画から日頃の生活の中で手軽に取り組むことができる以下の項目を取り上げましたので、本EMSニュースを掲示・回覧していただきエネルギー消費の低減にご協力くださいますようお願いいたします。
【島根大学における節電の取組実行計画の具体的な節電対策】
1. 空調設備
1) 室内温度管理の遵守 (19℃)
2) フィルターの定期的な清掃 (2週間に1回の清掃で暖房時は約6%エネルギー削減)
3) サーキュレーターファン・扇風機の活用(室内温度ムラを解消)
4) 室内暖房時の電気ストーブ等補助暖房器具の二重使用禁止
2. 照明設備
1) 執務室の照明を業務に支障のない範囲で消灯
3. OA機器設備等
1) 一定時間(会議、昼休みなど)席を離れるときは、パソコンの電源をこまめに切る。
2) 電気ポット、コーヒーメーカー等の使用は極力控える。
(2) エアコンのフィルター清掃について(お願い)
フィルターが目詰まりしていると、熱交換の効率が低下し、その分無駄な電気代がかかってしまいます。環境省によると、2週間に一度フィルターの掃除をすることで、冷房時で約4%、暖房時で約6%の消費電力の削減になるとされています。そこで、暖房使用が本格化する前のこの時期に研究室などのエアコンフィルターの掃除をお願いしたいと思います。
なお、以下の手順で行うといいそうですよ!
1 フィルターを外す前にまず掃除機をかける (ホコリが落ちるから)
2 フィルターをゆっくり丁寧に外す
3 フィルターの表側からそっと掃除機をかける
4 フィルターを裏面から水洗いする
5 乾いたタオルでフィルターを挟んで水分を残さないように
(3) 生物資源科学部の電気消費量について
2016年1月から2020年9月までの電気使用量を整理しました。2020年6月から9月の期間について、2019年9月から2020年3月の期間で行われた大学院棟の改修工事および新型コロナウィルス拡大防止対策による2020年4月以降のオンライン授業が電気使用量に与える影響について検討しました。
生物資源科学部1号棟、2・3号棟、大学院棟の結果を図に示します。1号棟については、6・7・8月は最近の5年間でもっとも少なく、7月は2016年から2019年の平均と比較すると約10%減と大きな減少となっています。主に講義で使用する3号棟を含む2・3号棟については、前期授業期間の6・7月は減少しており1号館と同様に7月は20%減ともっとも減少しています。夏季休業中の8・9月については例年との大きな差違はありません。 大学院棟については、2016年から2019年の平均と比較する1.6から2.3倍と増加していることがわかりました。後期授業期間もオンライン授業が行われることから、暖房使用時期についても電気使用量の変動を整理し、エネルギー消費の低減策を検討していく予定です。
※生物資源学部1号棟の一部空調は重油を使用しており、2・3号棟より季節変動性は小さくなります。
※改修工事のため,2019年12月から2020年2月は電気使用量が0になります。