公開日 2023年07月18日

生物資源科学部EMSニュース2023年7月号

(1) 冷房使用時の節電のためのお願い
 7月に入り、蒸し暑く感じる日が続いております。本号では冷房を使用する夏季の節電と、学部での電気使用量の推移について取り上げます。学部では本年度は昨年度以上の節電が求められる見込みです。夏に向けて日頃の生活の中で取り組むことができる節電対策をまとめました。本EMSニュースを掲示・回覧していただき節電目標をご理解いただいた上で、皆様にも可能な範囲で積極的な取り組みをしていただけると大変ありがたいです。また研究室所属の学生にも、下記の取り組みに積極的に参加していただきますように皆様からお声がけをお願いいたします。

【島根大学における節電の取組実行計画の具体的な節電対策】
 1. 空調設備
  1) 室内温度管理の遵守 (28℃)。
  2) フィルターの定期的な清掃 (2週間に1回の清掃で冷房時は約4%エネルギー削減)。
  3) サーキュレーターファンや扇風機、冷風扇の活用(室内温度ムラを解消,スポット冷却)。
  4) 不在時に必ず電源を切る。
 2. 照明設備
  1) 居室の照明を業務に支障のない範囲で消灯する。
  2) 大教室では講義時に学生不在のエリアがあれば消灯する。
 3. OA機器設備等
  1) 一定時間(会議、昼休みなど)席を離れるときは、パソコンの電源をこまめに切る。
  2) 電気ポットやコーヒーメーカー等の使用は極力控える。
  3) 実験室設備や実験装置で使用していないものは電源を落とし、同様の設備や装置を
    複数所有する場合は、なるべく少ない個数で管理する。
  4) 古い機材と、新しい機材や省エネ家電を併用している場合は、新しい機材や省エネ
    家電を優先する(新しい機材の方が一般的にはエネルギー効率が高い)。

(2) エアコンのフィルター清掃について
 フィルターが目詰まりしていると、熱交換の効率が低下し、その分無駄な電気代がかかってしまいます。環境省によると、2週間に一度フィルターの掃除をすることで、冷房時で約4%、暖房時で約6%の消費電力の削減になるとされています。フィルターにほこりが溜まるとエアコンにカビが発生するリスクが高まるので、健康のためにもおすすめです。以下の手順で行うと良いそうです。

 1 フィルターを外す前にまず掃除機をかける (ホコリが落ちるから)。
 2 フィルターをゆっくり丁寧に外す。
 3 フィルターの表側からそっと掃除機をかける。
 4 フィルターを裏面から水洗いする。
 5 乾いたタオルでフィルターを挟んで水分を残さないようにする。


(3) 生物資源科学部の電気消費量について
 2018年1月から2023年5月までの電気使用量を整理しました。2020年4月以降に実施された新型コロナウイルスに関連した活動規制は現在ほぼ終了しましたが、全体的には皆様の節電の取組のおかげで、電力使用量の規制期間中からの大幅な変動は見られないようです。
 生物資源科学部1号館、2・3号館、大学院棟の電気使用量について2018年から2022年までの5ヶ年の平均値も併せて示します。1号館については、2022年冬季から2023年春季では前年度より使用量が減少する傾向がみられました。主に講義で使用する3号館を含む2・3号館や大学院棟についても同様の傾向です。原因の一つとして、今年度4月以降は、学部建物に共用スペースが増え、学部の使用スペースが減少したことで、使用量が減少した可能性もあります。冬季の電気使用量がこの数年間で減少する傾向にある一方、夏季の電気使用量は横ばいもしくはやや増加傾向です。猛暑や暖冬のような気候変動が影響しているかもしれません。今年の夏も厳しい暑さが予想されていますが、昨今の電気代の高騰もありますので、夏季に向けて上記のような節電対策をお願いしたいと思います。

※生物資源学部1号棟の一部空調は重油を使用しており、2・3号棟より季節変動性は小さくなります。
 

 

※2021年9月は2号棟のみの使用量です。

※改修工事のため2019年12月から2020年3月のデータはありません。
※2020年4月-9月は共用スペースを含む使用量で、その後は共用スペースを除いた使用量です。

 

 

 

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