公開日 2024年07月18日
生物資源科学部EMSニュース2024年7月号
(1) 冷房使用時の節電のためのお願い
7月に入り不順な天候が続いております。本号では冷房を使用する夏季の節電と、学部での電気使用量の推移について取り上げます。学部では本年度もひきつづき昨年度以上の節電が求められる見込みです。夏に向けて日頃の生活の中で取り組むことができる節電対策をまとめました。本EMSニュースを掲示・回覧していただき節電目標をご理解いただいた上で、皆様にも可能な範囲で積極的な取り組みをしていただけると大変ありがたいです。また研究室所属の学生方にも、下記の取り組みに積極的に参加していただきますように皆様からお声がけをお願いいたします。
【島根大学における節電の取組実行計画の具体的な節電対策】
1. 空調設備
1) 室内温度管理の遵守 (28℃)。
2) フィルターの定期的な清掃 (2週間に1回の清掃で冷房時は約4%エネルギー削減)。
3) サーキュレーターファンや扇風機、冷風扇の活用(室内温度ムラを解消,スポット冷却)。
4) 部屋を不在にする場合、研究室実験室だけでなく講義室も必ず電源を切る。
2. 照明設備
1) 居室の照明を業務に支障のない範囲で消灯
2) 大教室では講義時に学生不在のエリアがあれば消灯
3. OA機器設備等
1) 一定時間(会議、昼休みなど)席を離れるときは、パソコンの電源をこまめに切る。
2) 電気ポットやコーヒーメーカー等の使用は極力控える。
3) 実験室設備や実験装置で使用していないものは電源を落とし、同様の設備や装置を
複数所有する場合は、なるべく少ない個数で管理する。
4) 古い機材と、新しい機材や省エネ家電を併用している場合は、新しい機材や省エネ
家電を優先する(新しい機材の方が一般的にはエネルギー効率が高い)。
(2) エアコンのフィルター清掃について
フィルターが目詰まりしていると、熱交換の効率が低下し、その分無駄な電気代がかかってしまいます。環境省によると、2週間に一度フィルターの掃除をすることで、冷房時で約4%、暖房時で約6%の消費電力の削減になるとされています。フィルターにほこりが溜まるとエアコンにカビが発生するリスクが高まるので、健康のためにもおすすめです。以下の手順で行うと良いそうです。
1 フィルターを外す前にまず掃除機をかける (ホコリが落ちるから)。
2 フィルターをゆっくり丁寧に外す。
3 フィルターの表側からそっと掃除機をかける。
4 フィルターを裏面から水洗いする。
5 乾いたタオルでフィルターを挟んで水分を残さないようにする。
(3) 生物資源科学部の電気消費量について
2023年4月から2024年3月までの電気使用量を整理しました。2020年4月以降に実施された新型コロナウイルスに関連した活動規制は2023年5月以降ほぼ終了し、教育研究活動がコロナ禍以前に戻りつつあります。
生物資源科学部「1号館」、「2・3号館+大学院棟」の電気使用量について2023年度の月別に示します(図1)。5月と10月は気温湿度ともに快適なため年間で電気消費量が最小になるようです。すべての建物について6月から9月の電気消費量が多くなる傾向がみられました。月平均気温が20℃を超える冷房期間になると一気に電気消費量が跳ね上がります(図2)。平均気温が10℃を下回る暖房期間も電気消費量は増加しますが,冷房期間にくらべると少ない傾向にあり(図2)、1号館では夏期に電気使用量が増加する傾向にあります。個別空調を利用する教員研究室や実験室、恒温恒湿室の温湿度調整など猛暑や暖冬のような気候変動が影響しているかもしれません。また,図3に教員一人あたり月間電気消費量を示しました。建物ごと電気使用量を「1号館」は生命科学科教員数で,「2・3号館+大学院棟」は農林生産学科と環境共生科学科教員数で除しています。「1号館」の最小値は「2・3号館+大学院棟」の最大値よりも大きくなっています。今年の夏も厳しい暑さが予想されていますが、昨今の電気代の高騰もありますので、夏季に向けて上記(1)に示したような節電対策をお願いしたいと思います。
図1.2023年度の月間電気使用量
図2.月平均気温と月間電気使用量の関係 図3.教員一人あたり月間電気使用量
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